ぜんそくとアトピーの子を持つ女医のブログ

ダニに強い家づくりがメイン、その他日常生活で気をつけていることなど。

ステロイド外用薬(塗り薬)の使い方

ステロイド外用薬の副作用の続きです。

 

塗る量は、チューブから薬を人差し指の先っぽから第1関節(しわのあるとこ)まで出して(2cmくらい?)、それを手のひら1枚分の広さに塗り広げるのが良いそうです。

それ以上薄く伸ばしすぎると効果が不足し結局治りが遅くなって使用するステロイドの量が増えてしまうとのことです。

 

アトピーの治療は、昔からの炎症(赤みや痒み)が出てから薬を使うリアクティブ療法(もぐらたたき療法)の他に、プロアクティブ療法があります。

プロアクティブ療法はアトピーがなかなか治らない人用に研究された方法だそうです。

プロアクティブ療法では、ステロイド外用薬を炎症がおさまるまでは1日2回→おさまったら1日1回→2日に1回→3日に1回…と、炎症がおさまってからも急に薬をやめずにゆっくり塗る頻度を減らしていきます。

薬を塗る範囲は炎症が起きた部位全体(全身なら全身に塗る)で、1日1回から2日に1回にするタイミングは、痒みもブツブツもまったく無いレベルに炎症が落ち着いてからとされています。

 

…実は私は以前プロアクティブ療法に挑戦して失敗しました。ステロイドを塗っていても痒みがまったく無いレベルにならず、その状態で2日に1回にしたところ悪化してしまいました。そこへ妊娠でさらに悪化し、くちゃくちゃになってしまいました…。

子育てなどが落ちついたら皮膚科の先生に相談して再チャレンジしたいと思っています。

 

我が子はプロアクティブ療法がスムーズに進み、今は保湿剤のみです。

 

夫は本人に任せているのでよくわかりませんが(そしてプロアクティブ療法を真そ面目にやる性格でもありませんが)、ダニ対策と風呂上がりの全身保湿を徹底するようになってからは見て分かる湿疹は無くなりました。

たまに梅雨などダニが増える時期に、「痒くなっちゃった〜薬あったっけ〜」と見せに来るので普段はステロイドは使っていないようです。


薬以外のアトピー 対策についてはこちら

 

↓ 専門の先生が書かれた記事のリンクです。イラストが分かりやすいです。

https://www.buzzfeed.com/jp/kentahorimukai/steroido-1