ステロイド外用薬(塗り薬)の種類
※私は皮膚科医ではありません。以下は子どもの主治医の先生に教えて頂いたことと、日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018の一部をまとめたものです。
ちなみに主治医の先生は私の同僚(大先輩?)で、小児科の中でもアレルギーを専門にされておられ、勉強熱心で経験豊富、しかも子どもが大好きな先生です。尊敬しています。
アトピーの治療薬としてはステロイドの塗り薬とプロトピック(タクロリムス)があります。
ステロイドの塗り薬は強さが5段階あります。
強い順に
1番強い(strongest):デルモベートなど
2番目(very strong):アンテベート、フルメタ、マイザー、リンデロンDP、ネリゾナなど
3番目(strong):メサデルム、プロパデルム、リンデロンVGなど
4番目(medium):リドメックス、アルメタ、ロコイド、キンダベートなど
5番目(weak):プレドニゾロンなど
です。
アトピーのひどさにもよりますが、大人では2番目〜4番目、幼児では4番目が使われることが多いです。
これは大人より幼児の方が薬の吸収率が高いためです。
また大人でも顔、首、外陰部(股間)などは皮膚が薄く吸収率が高いため、4番目を使うことか多いようです。
1番弱いものはアトピーにはあまり使わないようです(他の病気の治療に使います)。
我が家は、子どもに湿疹があったときは4番目のを使っていました。
私自身は以前は2番目〜3番目を使っていましたが、保湿とダニ対策を徹底するようになってからはほぼ4番目でコントロールできるようになりました。
ステロイド外用薬の副作用に続きます。