保湿剤について
医療用によく使われる保湿剤には、白色ワセリン(≒プロペト)とヒルドイド(ヘパリン類似物質)があります。
白色ワセリンよりプロペトの方が不純物は少ないのですが、普通に保湿剤として使う分にはあまり違いは無いと思います。
白色ワセリンはざっくり言うと油です。純粋に、皮脂の代わりに肌を保護してくれます。余計な物が入っていないので1番刺激の少ない保湿剤です。ただしベタベタするのが難点です。
ヒルドイドはクリームタイプとローションタイプがあり、白色ワセリンほどベタつかず使いやすいです。ただし白色ワセリンよりは色々入ってるので肌によっては刺激になります。とはいえその辺の化粧水や乳液などよりはずっとシンプルな成分です。
ちなみにヒルドイドは一時期美容雑誌などで美容液代わりになると取り上げられ、美容目的で処方希望する人が増えた結果、国に目をつけられています。国はヒルドイドを保険が効かないようにして薬局で自費で買わせることも考えたようですが、癌患者団体など本当に病気で必要な人たちの声を受けて今のところは見送っています。
白色ワセリンは市販されています。
我が家では、子どもは入浴後はヒルドイドを全身に塗り、さらに食事前や食後の口拭き後には白色ワセリンを顔に塗っています。
親は、顔や手は白色ワセリン、頭皮はヒルドイドローション、体は市販の安い保湿剤を使っています。効果だけなら白色ワセリンが最強なのですが、服がくっつくので…。アトピーが悪化したときは我慢して全身白色ワセリンです。
余談ですが、一時期子どもが白色ワセリンを「ベタベタするからイヤー!」と拒否するようになったことがあります。仕方ないので親の手に保湿剤を塗っておいて「〇〇ちゃんはかわいいな〜!」と言いながら顔などに触ってこっそり塗っていました。イヤイヤ期の子育ては忍耐と知恵比べと…忍耐と忍耐ですね。
↓ 大瓶の方がコスパが良いですが、汚れが入らないよう小さな容器に小分けして使うのがオススメです。
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