ぜんそくとアトピーの子を持つ女医のブログ

ダニに強い家づくりがメイン、その他日常生活で気をつけていることなど。

我が家の鼻水対策、鼻うがい

我が子は保育園に行きだしてからしょっちゅう鼻水をたらしています。

 

鼻水は中耳炎や副鼻腔炎と関係しているので油断できません。

鼻の奥には耳とつながる道があります。ここを細菌が鼻から耳へのぼっていくと中耳炎になります。

また鼻の奥にはほっぺやおでこ付近には副鼻腔という空洞もあります。ここにウイルスや細菌が入り込むと副鼻腔炎になり、頭痛、場合によっては発熱を起こします。

 

特に子どもは大人より中耳炎になりやすく、中耳炎になると発熱、耳痛、不機嫌…と子どもも親も大変です。

 

なので我が家は鼻水はせっせととっています。

 

子どもは鼻を吸ってあげています。電動鼻吸い機も買いましたが、結局口で吸うシンプルな物を愛用しています。使ったら水道でジャーっと洗い、汚れが溜まったら簡単に買い換えられるので気楽です。

 

大人は鼻洗浄(鼻うがい)をしています。水道水を500ml鍋に入れて火にかけ、沸騰したら塩小さじ1、重曹小さじ半分入れて混ぜ、冷めたら鼻うがい液完成(感染対策のため沸騰は必須です)。重曹が無ければ塩だけでも良いです。

作ったら冷蔵庫に入れておき、使う分だけきれいなコップに移して使います。

我が家ではシリンジで吸って鼻にチューっと入れています。シリンジは安くて使い捨てしやすいので気楽です。余ったら子どもと水鉄砲にして遊べます。

チューっと入れる→口や鼻からダラダラ垂れてくる を数回やっり、普通に顔を洗い(塩水なので洗わないと痒くなります)、ついでに優しく鼻をかんでおしまいです。

とてもすっきりするのでオススメです。

 

ちなみに作った鼻うがい液は我が家は2〜3日で捨てることにしています。もっともつかもしれませんが、作るの簡単なので。

 

 

 

 

 

医師の診察時間が短い理由とやれること

診察時間って短いですよね。

患者としても思いますし、医師としても時間足りない!と思っています。


医師にも話好きな人、ぶっきらぼうな人などいますが、根本的な原因として


①日本全体で、患者数に対し医師数が少ない

②丁寧に説明しても報酬が無い(一部例外あり)


があると思います。

①はなかなか難しい問題ですが、②は診療報酬という国が決める仕組みの問題なので、もう少し何とかならんかなーと思っています。

丁寧に説明し、結果的に健康状態が良くなれば患者さんも嬉しいし医療費が安くなって国も嬉しいと思うんですけどね。

今の制度では、はいお薬だすねーの3分診療でも、薬や生活の注意点を丁寧に30分説明しても基本的に同じ報酬です。

民間病院は普通の会社経営と同じく赤字になれば倒産するので、これは問題です。とくに小さな個人医院では死活問題です。


①②の理由から、1人の医師の診察時間にたくさんの患者さんが詰め込まれるのです。

私が今まで働いてきた病院は、だいたい5分に1人くらいの割合で予約が入れられていました。安定している患者さんならまだしも、新規の患者さんや不安定な患者さんを5分で十分診るのは不可能です。

こうして待ち時間は長くなり、診察時間は足りなくなります。


とはいえここでぶつぶつ言っても仕方ないので、私が患者側になるときに気をつけていることは、

・質問や相談は事前に簡潔なメモにしていく(口で言うより見せる方が早いです)。

・子どもはできれば普通の小児科外来ではなくアレルギー外来に通わせる(アレルギー外来だと親の不安感を前提に時間をとってくれる所が多い気がします)


特に質問や相談をメモしていくのはおススメです。

長々と書くのではなく、一目で分かるように小さな紙に簡単な箇条書きにして渡すと良いと思います。医師側は患者さんの疑問が数秒で把握でき、患者さん側も聞き忘れが減ります。

ステロイド吸入薬の弱め方

喘息は治るのかの続きです。

 

喘息治療の目標は、健康な人と同じような日常生活を送り、同じような肺機能を保つことです。

 

上記が達成されたら、少しずつ治療を弱めていきます。

 

ステロイド吸入薬の強さは大きく3段階に分かれますが、一緒に使う薬などによってさらに細かく分けられます。この薬の強さの階段を、1段ずつゆっくり降りていくイメージで弱めていきます。

 

具体的には、日中も夜もまったく喘息の症状が無い期間が3ヶ月以上続いたら1段階弱めることが多いです。呼吸機能検査も参考にします。

もともとの状態が重症、以前弱めた後に悪化したことがあるなどの場合はもっと長い期間様子を見ることもあります。

 

1番弱いところまできて、それでも症状が無い場合は薬を中止してみることもあります。

ただ中止すると再発することも多いので、一度中止してみて再発したことがある、タバコやペットなど喘息に悪影響なものがある、もともと重症だった、などの場合では中止はせずに弱い薬をずっと続ける場合もあります。

この辺は患者さんとの相談になります。

 

ちなみに私の夫の場合、しっかり段階を踏まずに薬を勝手に中止→再発→強い薬→1段ずつ弱めてもうすぐ1番弱い薬に変更予定です。それで症状が出なければ中止を検討するかもしれません(←私が主治医です)。ただ1番弱い薬になった時点で薬代はもとの半分以下になり、吸入も1日1回だけなので焦らず1年くらいは様子を見てからにしようと思っています。

地元工務店の価格について、一条工務店と比較

地元工務店の完成見学会の続きです。

 

30坪前半で3000万前半という価格に、工務店なのに大手と同じくらいじゃない?工務店って安いんじゃないの?と思いました。

 

帰宅後ネットを見てみると、一条工務店も同じか、むしろ一条の方が少し安いくらい。

よくよく調べてみると、どうも一条工務店はフィリピンでの大量生産により気密断熱の良い家を安く作っているらしい。大手だから高いわけじゃ無いんですね。

ただ、日射シミュレーションまではやっていないよう。

 

後日地元工務店に確認したところ、3000万は太陽光、地盤改良、外構、消費税などを含めた総費用と。

建設費自体は坪60万ちょい、造作家具も簡単なものなら追加費用なし、洗面所やテレビ台なども10万くらいの追加で済むとのこと。

 

一条工務店は大量生産で安く家自体は作れるけどマージンや宣伝費がのっかって、地元工務店はマージンや宣伝費は無いけど少量生産だから家自体は高くかかって、結局同じくらいの坪単価になってるのかな、と思いました。

 

広い土地があるなら一条工務店もありだけど、我が家は住宅密集地に建てることになりそうなので日射シミュレーションはやっぱり欲しい。

シミュレーションの人件費も考えると地元工務店はやっぱコスパが良い気がする。

あの家素敵だったし。

 

なんだか気に入ってからの後付けのような気もしますが、とりあえず価格には納得しました。

地元工務店の完成見学会

工務店巡り③の続きです。

 

工務店巡りで好印象だった地元工務店の完成見学会に行ってきました。

 

ホームページだとちょっとデザインは残念な印象だったのですが、今回見学した家は良かったです。

外観は落ち着いた感じ、内部は明るい色の木がたくさん使われていて素敵でした。床は無垢材で、木の香りがしました。

 

第3種換気、床下エアコンが採用されており、夏でしたがトイレも暑くありません。

家に囲まれた立地でしたが、リビングの窓はうまいこと隣家の隙間に面して配置されていて、明るく、外からの視線も気にならず。

リビングの窓は電動シャッター付きで、2階の庇には夏の日射遮蔽用にのれんが付けられるようになっていました。

小さな吹き抜けがあり、天井断熱のため天井が高く見えて開放感がありました。

吹き抜け部の窓を掃除できるよう、小さな通路も設けてありました。

外壁は30年メンテナンスフリーとのこと。

造作のキッチンや洗面所は使いやすそうで、大型食洗機もありました。

 

坪数は30台前半、総費用も3000万台前半とのこと。

高い!でも素敵!すごい私のツボを押さえてくる!!

 

地元工務店の価格について、一条工務店と比較に続きます。

工務店巡り③ FPの家の加盟店

工務店巡り② の続きです。

 

3社目はFPの家の加盟店に行きました。

ここは前の2社と違い大きな工務店で、隣には大きなモデルハウスがありました。

対応してくれたのも前の2社と違い、社長ではなく営業の人でした。

 

・FPパネルを使った軸組+パネル工法

・耐震等級3、全棟構造計算実施

UA値はHEAT20のG2クラスが標準

・全棟で気密測定実施、C値は1.0以下保証、だいたい0.4くらいが多い

 

上記の条件は良かったのですが、

 

・換気は第3種換気

・モデルハウス内の湿度計が、エアコンの近くなのに60%を少しこえていた(夏に行きました)

・専用ソフトによる日射シミュレーションは無し

 

というのがひっかかりました。

 

換気については、ダクトによる第1種換気でカビが起きたことがあるため第3種にしているとのこと。地元工務店ではダクトレスの第1種換気もあると言われていたのですが、ここではダクトレスについての説明は無し。

 

日射について聞いてみても、吹き抜けを作れば明るくなります、当社の性能なら吹き抜けでも暖かいんです…と何となくかわされて終わりました。

 

価格は30坪程度でコミコミ3000万円程度になることが多いとのこと。

価格も安くないし、それなら地元工務店か新住協の工務店の方がいいなあと思いました。

 

建築費以外にかかるお金一覧表(登記費用や色々な申請費用など)、家づくりの流れや決めること一覧表をもらえたので来たかいはありましたが、ここは候補から外れるな〜と思いつつ帰路につきました。

 

地元工務店の完成見学会に続きます。

喘息と台風

この度の台風の被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げるとともに、今後の被害がどうか少ないようお祈りしております。


直接的な被害が無くても喘息の方には台風は辛いですよね。


台風でよく喘息が悪化する場合は、台風が来る前にあらかじめステロイド吸入薬を増量できないか主治医と相談してみるのも一案です(自己判断で増減すると薬の効果が分かりづらくなり、薬の調節が難しくなるので必ず主治医に相談して下さい)。


ステロイド吸入薬は即効性は無いので、すでに症状が出てしまっているときは即効性のあるメプチンの方が有効です。


我が家は夫も子どもも気圧の変化に反応して喘息が悪化しました。

台風が近づいてくると何やら子どもは不機嫌に。咳やぜーぜーは無かったので最初は台風のせいだと分からなかったのですが、夫も「息がしづらい…」とだるそうにしていたので分かりました。すぐに分かってあげられなかったことが申し訳なかったです。

幸い2人とも生活に支障をきたすほどの症状ではないので、このまま早く台風が過ぎてくれることを祈っています。