工務店巡り② 新住協の加盟店
工務店巡り① の続きです。
工務店巡り① 地元工務店
大手ハウスメーカーか工務店かの続きです。
ネットで探しあてた地元工務店に行ってきました。
ホームページにはショールーム、と書いてありましたが実際に行ってみると工場の隅に部屋がある感じでした。
工場には木材を加工している人がいました。
部屋の中の温度湿度は快適で、机には温湿度計がちゃんと置いてありました。
社長が対応してくれました。小さな工務店で年間施工棟数は7〜8棟とのこと。
標準仕様は
・工法は軸組+耐力面材
・耐震等級3、全棟で構造計算を行う
・ウレタン吹き付け断熱、樹脂サッシ、断熱性はHEAT20のG2クラス
・全棟で気密測定を行い、C値は0.5くらい。C値が1.0を超えることは今まで無かったが、もし超えた場合は補修しますとのこと。
とかなり理想的でした。
地盤保証、完成保証制度にも加入可能と。
さらに、土地のどこに建物を建てるかや間取りについては、庇や軒の長さ、隣家の形や位置などを入力する日射シミュレーションソフトを使って検討するとのこと。
我が家は狭い土地に建てることになりそうなのでこれは嬉しい!
夏の日射遮断の工夫についても色々と話してくれました。
ちなみに床下エアコンによる全館空調もやっているが、湿度を夏でも60%以外にしたいなら専用エアコンによる全館空調+第1種換気の方が確実とのこと。これはオプションで150万だそう。
社長はあまりぐいぐい来るタイプではありませんでしたが、質問したことにはしっかり答えてくれました。
唯一の難点は価格。30〜35坪の家で3000万円くらいになることが多いとのこと。また、プラン(間取り?)提案は有料で10万円とのこと。
あれ、工務店ってもっと安いのかと思ってた…。
ただしこの価格は造作家具や地盤改良、消費税など諸々含んだ総額だそう。
他のとこでもコミコミだと結局これくらいはかかるのか?
標準仕様は理想的だし、日射シミュレーションも嬉しいし、社長の人柄も良さそうだし…
日射シミュレーションまでやってくれるなら、イマイチな形や立地だけど安い土地で相談してみるか?
など考えつつ帰路につきました。
工務店巡り②に続きます。
大手ハウスメーカーか工務店か
気密測定を実施してくれる建築会社は?の続きです。
ネットでは、よく大手ハウスメーカーは高価だが信頼性がある、工務店は安価だが信頼性やデザイン性に欠ける、みたいなことが書いてあります。
ですが色々と本を読んでみて、工務店の家でも耐震等級、劣化対策等級、断熱性(UA値)、気密性(C値)が良ければ家の性能は信頼できるんじゃないかという考えに至りました。
デザイン性は…断熱気密性と耐震性とお値段!!の方が優先順位が高いので妥協してもいいかな。
あとはアフターメンテナンスだなと思いました。小さな工務店だと倒産するかもしれないし。
調べたところ、完成保証制度には経営状態の良い工務店しか入らないらしいのでそこはチェック項目に入れました。
あとは創業年数。とりあえず平成以降に創業したところは外しました。
施工範囲もチェックすることに。工務店から1時間以内などに限定している方が、やたらめったら遠方でも建ててるところよりアフターメンテまで考えていそうなので。
あとは工務店の候補が絞れたら、土木事務所?で建築業機許可という工務店の経営状態が分かるものが見られるらしいので見に行こうと思っています。
「気密測定」「構造計算」「〇〇県」「工務店」「建築」などのキーワードでヒットした工務店のホームページを片っ端から調べ、条件にあったFPの家の加盟店、新住協の加盟店、地元工務店の3社に行ってみることにしました。
工務店巡り①に続きます。
気密測定を実施してくれる建築会社は?
色々と勉強した結果、希望する家の性能は
・断熱性はHEAT20のG2レベル
・C値1.0以下、気密測定必須
・全熱交換型第一種換気システム
・耐震等級3、許容応力度計算必須
ということにしました。
次に、これを叶えてくれそうな建築会社をネットで探しました。
建築会社は星の数ほどありますが、気密測定と構造計算をしてくれる会社は少ないようです。
気密測定を全棟実施してくれるのは、調べた範囲では
フランチャイズではクレバリーホーム、アールプラスハウス、FPの家
あとは新住協の加盟店や地元工務店の一部でした。
許容応力度計算も全棟実施となるとそこからさらに絞られ、フランチャイズを含む一部の工務店、一条工務店の2×6工法のもの??くらいしか見つかりませんでした。
大手ハウスメーカーか工務店かに続きます。
勉強になった本② なぜ新耐震住宅は倒れたか
勉強になった本①の続きです。
こちらは日経ホームビルダー編集、執筆協力者は大学教授や工務店社長などです。
工務店向けような専門的な内容も含まれており読むのに時間がかかりましたが、データが豊富で勉強になりました。
理解しきれなかった部分も多かったものの、
・壁量が多いほど耐震性は高まる。耐震等級3だと基準の1.5倍の壁量。
・壁量計算だけでは耐震性の確認には不十分だが、コストや大人の事情で構造計算(許容応力度計算など)は法的には必須とされていない。
・耐震には直下率も重要だが、法的な規定は無い。
・筋かいは角度や高さや柱間隔などによって耐震性が変わるが、特に規定は無く作り手に任されている。
などは分かりました。
他にもかなり細かく色々と書いてありましたが理解しきれず…
法的な規定だけでは不十分なこと、結合部の金物間違いなど現場の作業ミス?によりぐっと耐震性が下がることが書いてあったのが印象的でした。
工務店の耐震性に対する意識も様々なようでした。
現場での作業は素人にはわからないので、とりあえずお金がかかっても安全のために全棟構造計算をしている工務店で作ってもらいたいなと思いました。
勉強になった本① ホントは安いエコハウス
断熱性と気密性の指標の続きです。
著者は建築士で、工務店への講演(指導?)もしている方のよう。
データや数字が多く、説得力がある本でした。
特に印象的だったのは
・30年以上住むなら断熱性はHEAT20のG2クラスがお得(初期費用はかかるが光熱費が減るため)。
・結露防止には窓とサッシの断熱性が重要。
・気密のC値は1以外が理想。
・光熱費を安くするには窓や庇やのれんなどによる冬の日射取得、夏の日射遮蔽計画も重要。
・冷暖房器具はエアコンが最もコスパが良い。気密と断熱がしっかりできてれば床下エアコンで全館空調が可能、24時間連続運転にしても光熱費はそれほど高くならない。
・快適さや夏のダニの繁殖、冬のウイルス対策を考えると温度湿度は夏27度60%以下、冬20度50%程度を目指すのが良い。湿度管理の特に冬の加湿が難しいが、全熱交換型の換気システムは有用。
・建物の配置、間取りを検討するときに、東西南北、隣地との境界線、隣家の配置や形や窓の位置まで考慮する工務店はものすごく希少(1%も無いかもと!)。
他にも色々と書いてありました。情報量が多い割に文章がシンプルで読みやすかったです。
断熱と気密のしっかりした家を作れば、そこそこの光熱費で温度湿度を一定に保ち、ダニの増えない家にすることは可能だと感じました。
勉強になった本②に続きます。
子どもが体を掻いてしまうときの対処法
ステロイド治療、保湿、ダニ対策などをしっかりするのが前提ですが、それでも掻いてしまうときの対処法です。
・お薬塗ろうね、と言って保湿剤を塗り、これで良くなるよ!と言う。
我が家では白色ワセリンを塗ってあげています。塗るとぬめぬめ滑るので多少の皮膚保護効果を期待しているのと、薬を塗ってもらった!と気持ちが落ち着くことを期待しています。実際、何の成分も入っていない薬でも使うと症状が軽くなることはよくあると言われています(プラセボ効果)。
・冷やす。
痒みは炎症の一種なので、冷やすと痒みも少し落ち着きます。また、保湿剤を塗るのと同様に、手当してもらった!と気持ちが落ち着く面もあるようです。我が家では小さな保冷剤を当ててあげています。
・夜、無意識に掻いてしまうときは、長袖のシャツを着せ、そでの先をしばる。爪が出ないので掻いても被害が少なくなります。これは小児科の先生に勧められた方法で、まだ我が家ではやったことはありません。
小児科の先生いわく、掻いちゃダメ!と叱るのは良くないそうです。
私自身も子どもの頃、親に掻かないの!と言われて余計にイライラして掻いてしまっていた記憶があるのでその通りだと思います。
とはいえ大事な我が子の大事な肌が傷つくのを見るのは辛いですよね…。
ささいな対処法ですが、少しでも参考になれば幸いです。