勉強になった本② なぜ新耐震住宅は倒れたか
勉強になった本①の続きです。
こちらは日経ホームビルダー編集、執筆協力者は大学教授や工務店社長などです。
工務店向けような専門的な内容も含まれており読むのに時間がかかりましたが、データが豊富で勉強になりました。
理解しきれなかった部分も多かったものの、
・壁量が多いほど耐震性は高まる。耐震等級3だと基準の1.5倍の壁量。
・壁量計算だけでは耐震性の確認には不十分だが、コストや大人の事情で構造計算(許容応力度計算など)は法的には必須とされていない。
・耐震には直下率も重要だが、法的な規定は無い。
・筋かいは角度や高さや柱間隔などによって耐震性が変わるが、特に規定は無く作り手に任されている。
などは分かりました。
他にもかなり細かく色々と書いてありましたが理解しきれず…
法的な規定だけでは不十分なこと、結合部の金物間違いなど現場の作業ミス?によりぐっと耐震性が下がることが書いてあったのが印象的でした。
工務店の耐震性に対する意識も様々なようでした。
現場での作業は素人にはわからないので、とりあえずお金がかかっても安全のために全棟構造計算をしている工務店で作ってもらいたいなと思いました。